原木から挽いた杉材を天日干しして乾燥させます。
濡れた材料だと、一週間ほど様子を見ながら
乾燥させます。
乾燥させ過ぎると、材木のひび割れが起きてしまいます。
自動かんなで乾燥させた材木を削ります。
かんながけをし、部品を作る工程です。
この後、丸鋸や角ノミやボール盤を使用し
細かく裁断したり削ったり穴を空けたりします。
糸のこで細かい形の部品を作ります。
写真は焼杉水車の羽の部分を切っている所です。
ガスバーナーを使用し、部品の表面を焼いていきます。
火力が強すぎてもダメ、弱すぎてもダメ。
均一に焼き目を入れていきます。
焼いた部品の表面に付いた煤を
たわしで丁寧にみがきます。
左側が焼きっぱなしの部品。
右側がたわしでみがいた部品です。
作り上げた部品を組み立てます。
微調整は手のこにて行います。
長年の経験と勘が作品に魂を込めます。
ものをつくる作業というのは奥深くも楽しい所作です。
仕上げの部分が一番緊張しますし、
一番大切なところでもあります。